2014年2月19日水曜日

上虚下実 〜 Be Happy

 この図、感情が身体に与える影響を可視化、したものだそう。

左上から順に「怒り」「恐怖」「嫌悪」「幸福」「悲しみ」「驚き」「自然な状態」。
左下は「不安」「愛情」「憂鬱」「軽蔑」「誇らしさ」「恥」「嫉妬」。
感覚が高まると赤、さらに強まると黄色。鈍った部分は青。


医学的根拠のあるものではありませんが、じっくり見ると気付く事も多くて面白いと思いませんか?

脚が活性化しているのはHappinessだけ。
LoveとAngerは足先が少し活性化しているところがちょっと似ています。
愛は怒りにも変りやすいですからね。

SadnessとDepression、悲しみと憂鬱(落ち込み)は手脚からエネルギーがなくなってしまうのですね。 日本人に多い、恥の意識もそう。

感情って、大体何にせよ、感じ過ぎるとエネルギーが上に上がってしまうものなのです。

いつも言っている、足、足(笑)
エネルギーを足にしっかり充実させること。
足を使う事で脚全体、さらには丹田(第2チャクラ)までの下半身全体が活性化します。

 上虚下実。
下は充実していて安定していて、上は空っぽで、そのときそのときに起こる感情や思考、もしくは消化されるべきもの、排出されるべきもの、が自由に流れていけるような身体。
滞らず、循環していける、循環させられる身体。

 昔はね、多くの感情を感じるのは厄介なことだと思っていたんですよ。
日本では割とそういう風に扱われているかもしれませんね、感情って。
もしくは、ネガティブとかポジティブに分けちゃうとか。

だけど、陰陽五行では怒りの裏は優しさ、驚き/焦りの裏は喜び、怖れの裏は柔軟さであり、悲しみの裏は勇気、心配の裏は寛大さ、でもあります。
上の図とはちょっと違うけれど。
裏表、というか陰陽ですね。
それぞれの感情は頭の中で発生するのではなく、お腹、五臓六腑で起こるものだから、上半身にエネルギーが行き過ぎてしまうのは仕方の無い事なんですよね。

だからね、足を活性化させませしょう、と。
そうやってバランスをとりましょう、と。

足が強ければ強い程、というのは活性化させられる、とかエネルギーが流れやすいとか、意識が向いている、ということですけれど、そういう身体の使い方をしていると、どんな感情が起こっても、大丈夫なんですよね。
大きく揺らがない。
健康を損ねるとか、他の事が考えられなくなるほどにはならないのです。

もしくは、何事も、より繊細に鮮やかに、広がりを持って自由に感じられるんです。
それはとっても幸福な事。
生きている証だと思うんです。 
逆を言えば、足を活性化させることで、幸福を感じやすい体質になるのではないでしょうか?

誰でも、身体を動かす事で感情がすっきりするのを体験した事があると思います。
私も、前はよく何か手に余る(胸に余る?)感情を抱えた時は、犬を連れてたくさん歩いたり、自転車で走り回ったりしていました。泳ぐのも好きでした。
それは脚を使う事が良かったのですね。
今は1日の中でそんなに時間を取れないのと、股関節にあまり負荷をかけられないので、それほどしなくなってしまったのにも関わらず、意識して使う事で、足(脚)が強くなった事でとても安定している実感があります。

私達には、心だけを正確に扱う事は出来ません。
怒っている時に、それを優しさに変換しようと思ってすぐに出来ますか?
私には難しいかな。
様々なヒーリングの方法や、感情を扱う手法ってありますし、そういう修練をすることは大事なのですけれど、ここ3次元では、文字通り身体と一体になった生命のメカニズムで私達は生かされています。
だから、自分の心の状態を知った上で、身体を扱った方が何かと確実な場合が多いです。
だから私はヨガや、気功の実践を欠かしません。

生の時間は限られているから、毎日減っていくものなのだから、
感じる事を怖れずに、感じた事を閉じ込めずに、感じる事を楽しんで、もっともっと毎日を鮮やかに過ごして生きたいですね、って年重ねるごとに思うようになりました。

皆さんにも何かのヒントになれば幸いです。
ナマステ




2014年2月4日火曜日

花粉症とヨガ

立春ですね。
インドでも、ヴァサントパンチャミーという春到来のお祭りが行われるんですよ。
この日は黄色いものを身につけたり、黄色の花を神様に捧げたりします。
春の訪れを喜ぶのは世界中同じ。
インドと日本、気候は随分違うのに、「春」とされる時期はまったく同じなんですね。
まったく暦は奥深いもの。
弁天様である、サラスヴァティーの聖誕祭でもあります。


そして、まーいとし毎年、この時期になると言っているのが、
「私はヨガで花粉症が治った!」という話。

他の人にわかる程ではないですけど、アレルギーは多少持っている私。

出産してから何年かは、元気すぎる息子を遊ばせるため、毎日屋外で朝から晩まで過ごすような生活だったので、人並みに花粉症でした。
薬飲んだりはしなかったですけど、子供が幼稚園に通いはじめて、定期的にヨガが出来るようになってからは、徐々に症状が軽くなり、今ではまったく大丈夫になりました。

クラスに参加されている方も、年を追うごとに症状が軽くなっていっているみたいです。
クラス開始にはティッシュと格闘されているような方も、中盤には「あれ?そういえば鼻が通っている」となるみたいで、終わり頃にはアレルギー特有のむくみや腫れもすっきりして笑顔で帰って行かれます。

なんで良いのかなって言うの、私はヨーガ療法の研修で、ネティ(鼻洗浄=片鼻から水を入れて、もう片方の鼻から出す行法)の一環で、鼻からチューブを入れて喉から出す、ということをした(させられた)ことがあります。
師曰く、「花粉なんて自然界のものだから、受け入れられないのは自分の心の問題である。そんな人工的なチューブ入れてもなんともないんだから花粉くらいで過剰反応しなくていい、と身体に教えてあげなさい」と(笑)
「そんな無茶な...」と思いましたが、その後本当に一切反応が出なくなりました。
先生の言葉は重い。

ただ皆さんにクラスでそれを...となるとね....

もうちょっと受け入れられる何かはないかなと思っていたのですが、先日TV番組で、ヨガが花粉症に良い、という内容を放映していました。
元職場の専属インストラクターさんと、ヨガを医療的観点から捉えて講座等も開催されている医師の先生。

理論的に、許容量いっぱいになってしまったアレルギー物質への抵抗力が また回復するということはないので、花粉症が治る、のは本当に心の問題かもしれませんが、症状が軽くなるのは確かで、それには交感神経、副交感神経が大きく関わっています。
緊張と弛緩を上手に使い分けていくヨガの練習は、大変効果的だという事です。
アレルギー症状は、副交感神経優位の時に酷くなります。
くしゃみ、鼻水、かゆみ、浮腫、炎症、などですが、交感神経のスイッチを入れる事で、これらが緩和します。
薬で抑えたり、カフェインを摂ったり、一時的にスッキリするからと身体を冷やしてしまったりすると、却って症状は酷くなります。
特に薬はね、ほんとに良くない。

ヨガを週3回一ヶ月は続けるといいそうです。
クラスでは、自宅で出来るような事をお伝えしていきます。
呼吸を適切な方法で行い、後屈や捻りを交互に繰り返しながら循環を促進させます。
何の副作用もお金もかからないので、どうぞ試してみて下さい。
参加して頂いている皆さんが、全員「脱花粉症」となることが私の目標です。
何かと不調を誘発しやすい春だからこそ、出来る事をこまめにやっていきましょう!