2013年11月26日火曜日

1day ヨガWSを終えて


先週の土曜、勤労感謝の日を丸一日使って開催した、
鎌倉SUGATAでのイベント、インストラクターもスタッフも総動員での1日、本当にお疲れさまでした。
多くの方にご参加頂き、感謝です。

90分のクラスを4人のインストラクターがリレー形式で繋いで行うリレークラス。
私は当初は司会進行のみの予定でしたが、Miyabi先生、Satori先生、Aki先生の後の締めを。
足から始まり、バンダ、ナウリと続き、背骨、そして呼吸と肩や首を。
打ち合わせ無しでしたがすんなり繋がってまさに職人芸。
生徒さんもうなづいたりしながら熱心に受講されていたのが印象的です。
プロップを使ったクラスは、Yuco先生、Aki先生、Akemi先生、内容は事前に打ち合わせを行い、私が監修させて頂きました。
何故かリレークラス1の内容の復習にもなるような、内容的にリンクしたクラスになりました。

プロップスは、それがあることで身体に気付きを与えたり、無理なく負荷を減らして正しいアラインメントでアサナを行ったり、逆に負荷を加えたり、アサナのポイントが理解出来たり、自分の身体のウィークポイントを守ったり、リラックス感が増したり、様々な使い方があります。
SUGATAはプロップスが充実していますが、スタジオ開設当初から、初心者や幅広い年齢層の方にヨガを安全に教えるのにプロップスの重要性をご理解頂いているからです。
ヨガマットも含め、良いものがきちんと用意されたスタジオは、公民館やカルチャースクールのヨガとは一線を画しています(ということを日頃声を大にして言っています)。
また、インストラクターの知識、経験、スキル、ヨガに対する熱心で誠実な取り組みは 、きちんと専門職と呼べるレベルで、中にはTT(ティーチャーズトレーニング)を教えて来られた先生も全体の半数ほどいらっしゃり、それぞれの勉強熱心さは私もよく知っています。

だから、今回すべての先生の良さをお伝え出来るようなイベントを開催したかったのです。

インストラクターだけではないです。
スタッフのとしちゃんは、何日も前から準備して、当日はShiva Curry Waraさん(http://ameblo.jp/currywara/)のレシピのもと、スパイシーツナマサラ、南瓜のスープ、キャベツのアチャール、そして3色のピタパンを焼いてくれてそれをサンドイッチにして提供してくれました。
更には、ココナッツプリン小豆乗せ、小豆もデーツやイチジク、スパイスなどと一緒にコトコト煮込んでくれた特別な物。さらにはよもぎとカカオのクッキーまで用意してくれました。

 本当に美味しかったです。

企画から準備からすべてにおいてサポートしてくれたスタジオマネージャーのマサのチャイも、5月のみらい祭の時にも増して美味しかった。

物販は、インドで作られたTrishuL(トリシュール)さんのサルエルパンツやライクラスカート。
福岡から送って頂きました。
 https://www.facebook.com/pages/TrishuL-%E3%83%88%E3%83%AA%E3%82%B7%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%83%AB/590418641003816?ref=profile
とても好評で、購入後早速クラスで履いていらっしゃる方も。
ハンドメイドの木版プリントが上品で、布地も透けないしっかりとした作り。
履くとすごく楽チンなのにきちんとして見えるので、普段フェミニンなファッションの方にも、アクティブなスタイルの方にもどなたにもお奨め。

そしてHuggerMuggerさんのプロダクト。
私のチョイスですが、ヨガをするのに良いものばかり。
マット、プロップス、ヨガマットケース等、お陰さまでブログで紹介した卵形ブロックのハードタイプはサンプル品も含め完売しました。
あとはカラーのものが数個あります。
欲しい方は今月末までスタジオで取り扱っていますよ。

ヨガマットも良いものを使って欲しい。
スタジオに来れば無料でお使い頂いていますけれど、ヨガはプライベートな時間にプライベートな場所でもじっくり行って欲しい。
だから今回私頑張りましたよ。
通常委託販売はされていないところを、今回特別にHugger Muggerさんの御厚意によってスタジオでの販売が実現しています。しかも10%OFFとエコバックの特典付き。
普段なら送料もかかってしまうので、これなら購入の良い機会になるかなと思っています。
直接素材を触って試せるし。
Hugger Muggerさんの御厚意に心から感謝です。

それから、TYG発行の2014年版ヨガ手帳。
私が持っているのがそれ。
ヨガのアサナのコツ、解剖学、インドの神様、アサナの名称などなどヨガに役立つ情報が満載。私も自分がどこでどんな内容のクラスを行ったかの覚え書きとして使わせて頂こうと思っています。サンプルがあるので是非お手に取ってご覧下さいね。

リレークラス2は、打ち合わせがあったようで、しっかり身体をうごかしていくフロウのクラス。Akemi先生、Tomoka先生、Stacey先生、Yuco先生。
面白いですね、1と被らず、それぞれの先生の個性も光ってしかも自然な流れでした。
ヨガって面白いなと、改めて思いましたし、スタジオがヨギ&ヨギーニでいっぱいになった光景は素直に感動しました。

最後のクラスは私に取ってはお馴染みMojoさんとのコラボでの陰ヨガでした。
今回はアルケミークリスタルボウルもご持参下さり、音響の良いスタジオの中で、足やお腹からの振動も感じられるとても濃い時間になりました。
(Mojoさんは途中で演奏していて意識が飛んだそうです。笑。私も「あ、Mojoさんが行っちゃった!」と気付く場面があり、面白かった!)
参加された方からの感想も、「すごく良かった、本当に良かった」とあまり言葉にならないような、でも気持ちは充分に伝わってくるようなもので、私としてもとても嬉しかったです。またやりたいな。

ゲスト参加では、マナカードを披露してくれた花郷さん。
私も合間にちょっとだけカードを引かせてもらいましたが、カードって真実を語るんですね。インスピレーションを頂き、また今の自分の状況を的確にお伝え下さり、俄然興味が湧いて来ました。

最後は「Shift of the Age」の上映。
マヤの長老のドキュメンタリーです。
鑑賞中、意識がふわふわしてしまって、これはまたゆっくり観ようと思っています。
 http://sotajapan.org/movie/

多くの方々にご協力頂き開催出来たイベント。
皆様心よりありがとうございました。
「またやりたい」「またやって欲しい」の声をたくさん頂きましたので、是非実現させたいと思います。 その際はまた宜しくお願い致します。
そして、数多くの素晴らしい先生が在籍しているSUGATAのレギュラークラスも併せて宜しくお願い致します。
ナマステ



2013年11月21日木曜日

お母さまをヨガに誘ってみては

母からみかんが送られて来ました。

ご存知の方も多いと思いますが、私の母はちょうど1年程前に過労から脳出血で倒れ、一時は命を落とすか、半身麻痺になるかと言われていたのが、奇跡のように快復し、お陰さまで一人暮らしもそれほど不自由無くこなせるほどになりました。

超高齢者社会と言われる昨今、私もまだ息子が成人するまでまだまだあるし、まだ60歳そこそこの親の介護や老後の心配をすることになるとは全然先だと思っていました。
母が今元気で過ごせているのは、若い頃スポーツをしていたからと、30年近く続けて来たヨガのお陰に他なりません。
ヨガは、エクササイズや有酸素運動とは違って、どこをどう動かしどう使い、それが自分にどのような変化をもたらすかということを意識化しながら行います。
それはむしろ腕や足を動かす事よりも、身体の中をどのように使うのかに重きが置かれます。

ストレスが多いと、それは慢性でも急性でも、人は多かれ少なかれ「解離」という、自分の今の状況から意識を切り離す事をして、ストレスを感じないような防御反応を取るようになります。クラスの中でも、よくそういう場面は見受けられます。
ヨガのアサナをすることは、日常とはまったく違う刺激を与え、身体にストレスをかけているとも言えるからです。たとえ気持ちが良いと感じていても、その刺激に意識をすべて取られてしまうのはよくありません。
知らないうちにどこか一カ所に力を加え過ぎていたり、呼吸が止まっていたり、何か別の考え事を始めてしまったりし、怪我に繋がったり、神経が過敏になってしまったりします。結果、感情だけが先走り、全体がわからなくなってしまいます。

ご高齢者の方の様々な問題を見聞きする度、 これと同じ反応が起こっているのだろうなと考えてしまいます。

適切な誘導によって、一カ所に向き過ぎ、切り替えが出来ず滞ってしまいがちな意識を徐々に全体を捉えられるように広げ、身体の各パーツ、感情、思考、呼吸、それぞれをオーケストラのように指揮して調和するよう自分で導いて行く練習がヨガです。
そこには必ず成果と変化と身体的、精神的に余裕が生まれます。

年齢を重ねると、変化を怖れるようになったり、交友関係や視野をわざわざ狭くしたり、 過去に想いを馳せる時間が長くなったり、また、何かをきっかけに自分の身体を使う事に必要以上の不安を感じる方も多いようです。そしてその殆どはご本人もよくないと思っていらっしゃるけど、どうしようもないと葛藤されている事のようです。

私は、母がヨガをしてくれていたことにどれだけ感謝したかわかりません。
もしかしたら、今ヨガインストラクターを続けられず、母の介護と、もっとまともな安定した収入を得るための別の仕事で毎日終わってしまっていたかもしれないのですから。

だから思います。
今ヨガの恩恵を受けている世代が、自分の親世代をヨガに誘ったら、将来どれだけそのことが自分やご家族を救うことになるかなって。

行政等はなかなかまだ正式には予算が降りず、ヨガ自体も様々なものが乱立しているので理解されにくく、実際民間で、それもボランティアに近い形でしか継続が難しいケースも多いようです。
ホスピタリティや、共感力は資格ではまかなえない部分が多いですけれど、制度自体は今後先の見えない高齢者社会へ向けて、整えていって欲しいなと思います。


 私のクラスには母娘で参加される方も珍しくなくなって来ました。
母が誘うのか、娘が誘うのか。
母と大学生の息子さんという私にとって憧れの親子さんもいらっしゃいます。
どちらにしても「あ、ここは大丈夫」と勝手に思ってしまうのです。

父親を誘うのはかなりハードルが高いかもしれません。
今までにパートナーヨガなどの企画を何度も行いましたが、皆さんパートナーを連れてこられるのも苦戦していました。
だからお母様をヨガに誘ってみては。
私も自分の母親と自然に一緒にヨガをするにはどうすればいいか、それよりなによりもっと会いに行ったり話をしたり聞いたりしなければ、と真剣に思う夜なのでした。