一人の若い旅人が小さな村を通りかかりました。
粗末な小さな小屋の前で、一人の老婆が一生懸命曲がった腰を更に
旅人は不憫に思い、「おばあさん、何をお探しですか?よかったら
すると老婆は「ああ親切な旅のお方、実はたった一本しかない針を
若者は、そういうことならと、砂の上に落ちた針など見つかるもの
陽もそろそろ暮れかけてきたので、
「おばあさん、小屋の周りはすべて探しましたが、さっぱり見つか りません。どこでその針を落とされたのですか?覚えていたら教え て下さい。暗くなる前にもう一度その辺りを探してみましょう」
すると老婆は、
「針を落としたのは小屋の中です、旅の方」
若者は驚いて、「じゃあなぜ小屋の外をあんなに血眼になって探し ていたのです?ある筈がないじゃないですか」
老婆は、
「貧しい私の小屋の中には蝋燭もなくてそても暗い。暗がりで落と した針を探すよりは、もしかしたら小屋の外に誰かが針を落として はいないかと思って探していたのさ」
これは、探し物は自分の中にしか見つかりませんよというお話です 。そこがどんなに暗くても、私達はそこに光をあてて、幸せや希望 、愛、夢、望み、安定、静寂、平和、調和。。。外に探す事をやめ て、自分の内側に見いださないといけない、のです。
OM
すると老婆は、
「針を落としたのは小屋の中です、旅の方」
若者は驚いて、「じゃあなぜ小屋の外をあんなに血眼になって探し
老婆は、
「貧しい私の小屋の中には蝋燭もなくてそても暗い。暗がりで落と
これは、探し物は自分の中にしか見つかりませんよというお話です
OM
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