2012年8月27日月曜日

覚醒

以前私も「寺ヨガ」を開催させて頂いた事がある鎌倉材木座の由緒あるお寺、光明寺さんでアルケミークリスタルボウルの牧野持侑さん、カリンバの BUNさん、ディジュリドゥの KNOBさん、フレームドラムの RIEさんの倍音浴、覚醒浴のライブに行って来ました。

こういう情報はタイミング良くポンっと入ってくるもので、そして面白い事に必ず親しい誰かと縁があって繋がっているものです。
今回もそんな感じの「間違いない感」を感じて直前に申し込みをして飛び込んだのですが、完全にやられてしまいました。
畏れ多くて、写真を殆ど撮れなかったのですが、すごいセット。
漂う空気がまったく違っています。

調香師の方が焚いて下さるこの場に合わせた特別なお香の香り、由緒あるお寺の荘厳な気配、外の完璧に青い空と微かに響いて来る波音。
最初に上人から般若心経の法話があり、「心って何だろう」というテーマで六識や魂魄についてのお話を拝聴した後、皆で般若心経を唱え、覚醒浴に入りました。
アーティストの皆さんが即興で音を奏でて下さるのはもちろんですが、 参加者もそれぞれティンシャやカリンバ、笛や音叉、鈴、シンギングボウル、そして声などを使ってセッションに参加します。
牧野さんが仰るには、それぞれが気持ち良く鳴らす音が、最初はバラバラでもそのうち自然に調和し、意識をより高い全体的な調和の波動に目覚めさせてくれるのだそう。

それは、VoiceYogaのハルさんとも以前話していた事だし、Heart Beat Yogaでもそんな想いで行っていたし、前日、自然の中で聴いた虫達の大合唱でも感じていた事でした。

人は、自分自身が幸せで、心から楽しいと思う生き方に正直でいれば、全然違う他人同士でも、お互いの波動が調和し合う。ちゃんと自分の好きな音を出す、というところが大切で、私は声を使って歌を歌っていました。

意外とスペースがあったので、人目もはばからずヨガをしていたのですが、他の人は寝転がったり瞑想していたりそれぞれ思い思いにリラックス。
そんな休憩を挟んで、いよいよ本気の倍音浴。
音で私の身体は本当にいつも自分で自分の形がわからなくなるくらい動いたり伸びたり、エネルギーが流れるのを感じたりします。
そのまま静かにヨガを続けていたのですが、呼吸も何もかもが気持ち良過ぎてたぶんいろんなところが開いてしまったのでしょう、完全に飛ばされました。
地と空から両方の凄まじいエネルギーを感じ、見た事もないような情景が頭の中を駆け巡り、記憶とも言えない奥深い何かを覚醒させ身体の中を駆け巡る感じ。
最後は終わった事すらわからない状態で、仰向けのシャバーサナからしばらく動けませんでした。
いろんな方とお話したいなと思ってはいたのですが、とても無理で、ふらふらとお寺を退出し、海に抜けるトンネルの手前で目の前の景色を見ながらしばらく呆然としていました。
あぁ、世界がまるごと変わってしまったんだな、と静かに納得。
感覚が開きっ放しで、意識の次元が変わってしまった感じ。
又は感じられる領域が広くなったというか。

グラウンディングするためにゆっくり海岸線を歩き、友人の店まで。
そんな体験を当たり前のように理解してくれる人の存在は有り難い。

それでも覚醒して強く感じた事は、人は結局は独りなんだということ。
誰と繋がっても、どんなに誰かと強い絆を築いても、生きるってことは独りなんだという心地よい強さのようなもの。だからこそ理解し合ったり共感し合ったりすることが出来る素晴らしさ。

般若心経の大事な部分に、願望成就の祈りを加えた真言を教わりました。

諸法皆是因縁生
因縁生故無自性
無自生故無去来
無去来故無所得
無所得故畢竟空
畢竟空故是名般若波羅密多
南無一切三宝
無量広大発アノクタラサンミャク三菩提
降伏一切大魔最勝成就

魂で生きましょう。
OM







2012年8月24日金曜日

Sunset Lounge 9/22 2012


お待たせしました!!
9月SunsetLoungeの予約開始しました!
http://freedom-sunset.com/sunsetlounge
今回はヨガから参加の方にヨガ割適用で、LIVEが半額になります。
夏、最後...かな。今から楽しみでなりません!!!
Shibaさんの事だから、これから当日までにいろいろ参加者やゲスト、コンテンツ等が増えて行くと思います。お楽しみに!!

出演:DJ Yogurt(Upset Recordings)/COMA-CHI/Polar Chalors/shiba@FreedomSunset/CitiZen of Peace/太鼓集団ふじ

予約&詳細はこちら↓
http://freedom-sunset.com/artist

■日程:9月22日(土)(雨天荒天の場合23日)
■時間:Yoga under the sky open 12:00 start 12:30(無料)
    Live&DJ  Start:13:30~18:50
■会場:江の島シーキャンドルサンセットテラス
■料金(予約制):事前予約2,000円/当日券4,000円
※小学生以下と60歳以上は無料
※オリジナルTシャツ(FreedomSunset含む )着用で50%オフ
※ヨガ割→ヨガから参加の方は50%オフ、ただしTシャツとの併用はできません。


青空ヨガ”Yoga under the sky”からスタート。
Techno~Houseを軸に様々なジャンルが交差するDJ Yogurtを筆頭に、No.1女性MCからヴォーカリストとしての新境地を開拓する湘南のディーバCOMA-CHIのアコースティックセット。Calm K.F.Bandでも活躍する、フリサン時代からの準レギュラーSINSUKE FUJIEDAとDachamboのmachine&motivation担当HATAによるユニット”Polar Chalors”。Calmと共に全国20カ所に及ぶ初来日LIVEツアーを敢行したコズミック・ユニティなトライブサウンドの”CitiZen of Peace”。
地元藤沢の太鼓グループ”ふじ”はPolar Chalors+shibaとのコラボレーション。
そして、この夏数々の野外パーティーを盛り上げ、満を持しての登場shiba@FreedomSunsetがサンセットを演出します。

presented by FreedomSunset

2012年8月23日木曜日

ピッタ

何かをする前、やっている途中、「これは私には出来ない、これは私には無理、合わない、この経験は必要ない」と決める事をやめると、人生が生き生きと変わり出す。

「」の中の考えは、自分の本質ではなく、いわゆるエゴと呼ばれるものだからです。
太陽の光を遮る雲のようなもの。
 でも、 いつもいつも100%太陽が照っていたら、街は砂漠になって物質的には発展が難しくなってしまいます。
いつもいつも経験に対して100%前向きに心を開いている、というのは赤ん坊のようなもので、サバイブするにはちょっとイノセント過ぎますよね。
だけど、経験はいつも、対誰か、ではなく、対自分なのですよ。
だから、遠回りしない方がいいし、誰かのせいにしたり誰かをアテにするのは違うと思います。

「不安に感じる」「怖い」「出来ないと恥ずかしい」「疲れる」等等、エゴはいろんな事を言ってくるけれど、本当にそうかな?とせめて決める前に考えてみる自分に対しての誠実さはないの?と、私を熱くさせるのは決まって、出した足を引っ込めるような選択ばかり繰り返す人です。
思春期の息子を見ていると、そういうことが多くて、これって今の風潮なのかなと思ってしまいますが、たぶん昔からこれが「普通」なのでしょう。

 "You were born with wings. Why prefer to crawl through life?" ~ Rumi
君は羽を持って生まれて来たのに、何故人生を這いつくばって生きる方を好むのか?

2012年8月14日火曜日

まつりの祭り

「まつりの祭り」という今年初開催の祭りに息子を連れて行って来ました。
場所は西湖。
これは、麻のお祭り。
日本人は昔から麻とともに暮らして来たのが、戦後、アメリカの措置に因って栽培することはおろか、自然に生育している物まで根こそぎ禁じられ、その文化が風前の灯火となっていたところに、東日本大震災をきっかけに暮らし方を考えようと、以前より活動を続けて来た方達が集まり開催の運びとなったものです。
麻は、神社の注連縄に使われているように、太古から神聖な植物として大切にされてきました。生育がとても速く、丈夫で、その繊維は衣服や紙、縄など使われ、実からは上質のオイルが摂れ、食品、化粧品や燃料など様々に活用出来ます。
私もほぼ毎日ヘンプナッツを食べたりスムージーに入れたりしていますよ。
ヘンプの服は、一度着てしまうとその着心地の良さに、コットンはまだしも、化学繊維の服なんて着られなくなってしまいます。
7月の初めの頃に、お恥ずかしながら高熱を出し、2日間寝込んだ事がありました。
まったく起き上がれなかったので、シャワーも浴びれずでしたが、ヘンプの服を着ていたお陰で不快感がまったくありませんでした。
コットンのパンツは汗で何回か履き替えましたが、ヘンプの消臭、殺菌、吸湿効果には驚きです。繊維の中が空洞になっていて、夏涼しく、冬暖かい。
祭り自体はステージがあって、演奏があって、周りに麻関連のブースやショップのテントが立ち並び、ワークショップや上映会、講演会などが行われ、その周りのキャンプサイトに皆思い思いにテントを立てて2日間、のんびりする、という感じのとてもとても平和なお祭り。
集まった人達も、それぞれがそれぞれの方法で生き方を模索し、結局ここに辿り着いたといった感じの強者で波動の高いいい感じの人達ばかり。
友人も多く集まっていました。
この場に居られて本当に幸せでした。

私は、息子の名前の一文字に「麻」の字を使っています。
だから、「これは君のまつりなんだよ」なんてみんなに言って貰えて、息子もまんざらでもなかったみたい。
お互い日常では見る事のない姿を知れて、またさらに仲良くなりました。


神輿を担いで湖へ。
こういうのはDNAなのでしょうか。すごく自然でした。
ステージでも、竜笛を吹いて龍神を呼び出したり、ガネーシャやシバ神へのマントラが歌われたり、当たり前のようにいつも神様が一緒に居る感じがとても良かった。
私は次の日は居られなかったけれど、女優の益戸育江(旧芸名:高樹沙耶)さんが女性の為のクンダリーニヨーガのWSを朝行っていたそうで、私もお会いしたけれど、とてもナチュラルで、でもただ楽に自然に流されてるような生き方でもない大人の女性な感じがとても素敵でした。

また、大人だけでなく、たくさんの子供達がのびのび駆け回って遊び、出展者も栃木県の農業高校の高校生達が研究している麻の縄で土地に害虫を寄せ付けないというような、いろいろ実験採用されているらしい発表などもあり、みんな遊んでいるようだけど、それぞれ今の日本をどう良くしていけるのだろうか、自分たちはどんな生き方がしたいのか、どんなものを選んで生きて行くのかを真剣に考えてきて、ここに集まっているのです。
だから、騒いで楽しんで散らかして終わりのイベント等とは大きく一線を画し、みんなが平和な気持ちで健康的に過ごした最新系のお祭りでした。
でも、それは伝統を思い出す事でもあり、とても意義深かったです。
ヘンプについては、今まだすごく値段が高いけれど、広まって行けばこれからどんどん利用しやすくなるでしょう。国産の麻は、今一反何百万円もするらしいです。主に神事に使う為、皇室に奉納されるのだそうで、一般には出回らない。
もともとは一番安価な繊維であるはずの麻が 、最高級なんて皮肉ですよね。

私は、自分がいいと思うものにはもっと自信を持とうと思ったし、好きな物はどんどん繋がるな〜と、そしてどんどん身軽に自由になる感じが最近とてもしていて、軸とか芯とか強さとか逞しさとか、繊細さとか、まっすぐさとか、必要な物を自分がちゃんと持っているんだと再発見出来て嬉しい。

夏もそろそろ終わりに近づいて来ましたが、これからの時期は一年で私が最もエネルギーの高まる大好きな季節。
前に進んで行くのが楽しみです。
OM

2012年8月9日木曜日

「鎌倉とどけ隊 にっこりアートキャラバン」

先日行って来た「鎌倉とどけ隊 にっこりアートキャラバン」のご報告をしなくてはと思いつつ、日にちが経ってしまいました。

正直言って、私が何かのお役に立てたかはわかりませんが、自分にとってはとても大きな経験をさせて頂いたと思います。
ヨガクラスを朝から3クラス終えて、徹夜で運転、という第一のハードルも無事越えて、お陰でずっとアクセル踏んだままな感じで 駆け抜けました。
それがまた妙に心地よかった。
メンバーが強者揃いで、たくさん助けて貰いました。
駆け抜けるような日々だったので、どう文章にしてよいかもわからないのですが、
発起人の増山理人さんがたくさん写真を撮ってくれているので、一部を載せさせて頂きます。
去年と殆ど何も変わっていない南三陸町。
北上町大指地区では、漁師さん達の作業場が復活していました。
とどけ隊と関わって下さっている地元の若き漁師の阿部勝太さんのお父様です。
とどけ隊メンバーはここで採れたてのウニを贅沢にたくさん頂いて歓声をあげていました。
 子供達が集えるように新しく建てられた子供ハウスにて。
絵を描いたり、楽器で遊んだり、子供達が描いた絵を使った紙芝居、かき氷屋さんやスイカ割り、花火などをして楽しい時間を過ごしました。
目の前は仮設住宅なのです。
私はそこに暮らされているおばあちゃま達にマッサージを。
皆様からお預かりしていた手ぬぐいも大活躍でした。
今回のとどけ隊メンバー達。
ここは、新古里(にっこり)サンパークと名付けられている仮設住宅。
小高い丘の上に建てられていますが、麓は津波ですべて流されてしまった痕がまだそのままです。ここは児童の殆どが津波に飲まれて亡くなってしまった大川小学校の向かい岸になります。
仮設にはとりあえずの物が揃ってはいますが、一歩外に出るときっと見たくないものばかりだからでしょうか。 住民の方はひっそりと籠ってなかなか出て来られません。

猛暑の中でしたが、メンバー達は自分たちの流儀で賑やかに盛り上げようと本当に誰もが一生懸命でした。


でもね、子供達は興味は示すのだけど、ゲームから離れなかったりして。
何日か居られたら良かったのですが、今までにもたくさんのボランティアの方が訪れているであろうこの仮設では、なかなか難しいなと思う事もたくさんありました。

私はこの場所でヨガやマッサージを。
頂いた手ぬぐいは、この時にすべてここの方々に差し上げてきました。
ご協力下さった皆様、本当にありがとうございました。
皆さん、喜んで下さっていました。

夜は地元の方々とBBQをしたり、一緒にライブを行ったり。
私達の活動は、決してスマートじゃないかもしれないけれど、支援する側される側関係なく人同士のおつきあいをさせて頂いて、それを繋いで行くといった小さな事です。
それでも、この夜、誰もがくたくたに疲れていたけど、満月の下でそれぞれが心から感動して、歌ったり踊ったり語らったり出来たとてもいい夜でした。
ずっと忘れないと思います。

北上川の朝陽。
この辺りの自然は本当に美しくて、ためいきが出ます。
松島の辺りは、昔から土地のエネルギーが高く、清浄で、多くの修行僧がこの地で学んだり、瞑想や祈りを行って来た痕跡や高い波動が至る所に遺っていて、それを感じながらいい時間を過ごさせて頂きました。
伊達政宗ゆかりのお寺、瑞巌寺も素晴らしかった。

地元の人にとって、普通に観光に来てくれる事が一番嬉しいのだそう。
鎌倉も震災後は誰も歩いていないような閑散とした日々が続きましたが、ガイドマップ片手に歩く観光客の方々をまた目にした時、とても嬉しかったのを覚えています。

次回、また行けるとしたら、もっとマッサージのチームを作って行きたいなと思います。
身体を触るといろんなことがわかります。
津波で流された時に腰を打ってそのまま動かなくなってしまったおじいちゃん、一部記憶がなくなってしまったお母さん、ご家族が誰もいなくなり、お孫さんの面倒を一人で引き受けているおばあちゃん。
皆さん触れ合いの中で、緊張が少しずつほどけて、少しずつ話してくれるのです。
たぶんそういう事がもっと必要なのだろうなと思います。

私は自分で「無理」と思っていたようなことをさらっと越えてしまえたような気がするし、実際に戻って来たら何かが変わってた。
ヨガをやっていて本当によかったなと思います。
一緒に居たヨガティーチャーのステイシーとも、「いろいろクレイジーだけど、ヨガではいつものことよね」なんて笑い合う場面がたくさんあったりして。
感謝です。
なんか本当にそれだけ。
生きていて、生かされていて、家族と仲間が居て、素晴らしい毎日で、本当にありがとう。
OM